2015年3月24日火曜日

3/22 Hull City vs Chelsea

降格圏に沈みそうで沈まないでいるハルとの対戦。こういうとこで取りこぼす昨季の二の舞は避けたかった。

ハル 2-3 チェルシー @KCスタジアム
得点者:Hazard(2' assist by Costa)、Costa(9' assist by Cesc)、El Mohamady(26' assist by Robertson)、Hernandez(28')、Remy(77' assist by Willian)

GK:Courtois
DF:Ivanovic,Cahill,Terry,Filipe
MF:Ramires(Oscar 61'),Matic,Willian(Zouma 80'),Cesc,Hazard
FW:Costa(Remy 75')

Sub:Cech,Azpilicueta,Loftus-Cheek,Cuadrado


よく勝ちきった。レミーがヒーローになりました。

試合内容としては決して褒められるものではなく、個人の力で得た2点のリードをあっさり吐きだしたのも妥当だった。ただ、逆に言えばそれで勝ちきれるのが今季。決めるべき人が決め、控えも出番を得れば結果を出す。昨シーズンのチェルシーなら2-0、3-1、そうなっていてもおかしくない。この点はチームとしての成熟、この成長として挙げられるだろう。ただ、もうこんな内容こんな展開見たくない。

チームとして気になったのは試合開始早々から見られた間延び。相手のFWエルナンデスはスピードのある選手で主にJTのところでラインの駆け引きを仕掛けていた。JTはスピード勝負ではもう勝てる年齢ではない上に、序盤から立て続けに裏をとられてしまいなかなかラインを上げることができなかった。さらに、早々に点を取ってしまったことで勢いづき、攻めたがる前線との意識の解離により間延びが拡大してしまった。
さらに、間延びしたDFラインと前線の間の広大なスペースをボランチ2枚だけで見るのもしんどい上に、ラミレスは相変わらずお散歩状態でかつ今季は対人守備も足を出すだけのプレミア下位のMFのような守備と完全にお荷物に。加えてかねてからのケイヒル不調とイヴァノヴィッチの緩慢なプレーが重なって右サイドはボロボロスカスカというカオスに前半は陥ってしまった。

1失点目も、直接の原因はウィリアンと2人で挟んだにもかかわらず怠慢プレーでロバートソンに抜かれたイヴァノヴィッチだが、個人的にはその後の流れが気になった。SBの裏のスペースは同サイドのボランチ(=ラミレス)が見るのだろうが、彼は特にカバーに走るでもなく眺めていただけで最終的に逆サイド(左ボランチ)のマティッチが疾走してきた。マティッチの必死の努力もむなしく、カバーは間に合わずにフリーでクロスを蹴られ失点。
ケイヒルがカバーしてマティッチがそこを埋めてっていうのも考えたけど、映像を見るとイヴァノが抜かれた瞬間ケイヒルはエルナンデスの方を見ていたので、どうしてもそれに引っ張られてしまったのだろう。とにかくテクテクしている自分の前を全力疾走でカバーに向かうマティッチが横切って何も思わないんだろうか。

2失点目はまあイヴァノとクルトワが反省すればいいです。クルトワもあれ出されると結構困るよね。チェフだったらあれを繋いでたんだろうけど。

ただ、その後のクルトワのビッグセーブ連発は素晴らしかった。あれがなかったら勝てなかった。他にもアザールとコスタの得点だったり、個の力で勝利を引き寄せられたのはチームとして上に行くために大事なことだと思う。

決勝点、レミーは本当によく決めてくれた。少ない出番でも腐らず出れば結果を出す、素直に格好良い。アシストのウィリアンもセスクからパスを受ける前にちゃんとレミーの場所を確認してそこに出してくれた。素晴らしかった。

今日先発に抜擢されたフィリペ、1度裏を突かれて決定機になったけど、総じて良かったと思う。寄せられたところでかわして縦に入れるシーンはアスピにはないもの。クロスも良いものを上げてたしもっと見たい。もっと使われるきっかけになれば。

ボールを持って相手を崩す上で、フィリペとイヴァノが積極的に絡んでいければ幅を持たせられるしより効果的になるからもっと連携を深めていけたら。あとは、もっと前の選手が足下でほしがるのをスペースで受けるよう変わっていけたらなと思うけど、そこはモウリーニョじゃ難しいのかなとも見てきて思う。攻撃のオーガナイズをモウかルイファリアかホランドか誰がやってるのか分からないけど。

2015年3月17日火曜日

クロアチア代表メンバー招集(EURO2016グル―プステージ、ノルウェー戦)

3/28に行われるノルウェー戦に向け、25名の選手が招集されました。選手たちは23日にザグレブに集まることになります。

GK
ダニエル・スバシッチ(ASモナコ)
ロヴレ・カリニッチ(ハイドゥク・スプリト)
イヴァン・ヴァルギッチ(リエカ)

DF
ダリヨ・スルナ(シャフタール・ドネツク)
ヴェドラン・チョルルカ(ロコモティフ・モスクワ)
デヤン・ロヴレン(リヴァプール)
ドマゴイ・ヴィダ(ディナモ・キエフ)
ゴルドン・シルデンフェルド(パナシナイコス)
ダニエル・プラニッチ(パナシナイコス)
シーメ・ヴルサリコ(サッスオーロ)
イヴァン・トメチャク(リエカ)
マリン・レオヴァッツ(リエカ)

MF
ルカ・モドリッチ(レアル・マドリー)
イヴァン・ラキティッチ(バルセロナ)
マテオ・コヴァチッチ(インテル)
マルセロ・ブロゾヴィッチ(インテル)
ミラン・バデリ(フィオレンティーナ)
アレン・ハリロヴィッチ(バルセロナB)

FW
マリオ・マンジュキッチ(アトレティコ・マドリー)
イヴィツァ・オリッチ(ハンブルガーSV)
アンドレイ・クラマリッチ(レスター・シティ)
イヴァン・ペリシッチ(ヴォルフスブルグ)
アンテ・レビッチ(RBライプツィヒ)
アナス・シャルビーニ(リエカ)
マルコ・ピアツァ(ディナモ・ザグレブ)


コヴァチ監督
「モドリッチとペリシッチが怪我から復帰して招集できたことは良いことだ。怪我をしている他の選手たちも回復していて、ノルウェー戦にフルメンバーで臨めるように今後数週間誰にも怪我してほしくないね。」

「ノルウェーは予選で順調に結果を出しているし最大限のリスペクトに値する。クオリティが高いチームで、最高のプレーが必要になるタフな相手だ。ただ、我々もかなり研究したし長所と弱点を見つけたのでそこを突きたい。我々はみなこの予選で得るものが大きいことを分かっているし、チャレンジを楽しみにしているよ。」

「U21代表を私が率いていたころ、コヴァチッチやブロゾヴィッチといった私の若い選手たちをたくさん見てきたし、どれだけやれるかも知っている。彼らは招集するに相応しい力を持っている。ハリロヴィッチやピアツァも含めて、彼らは将来に向けての招集なだけでなく、現在におけるものでもあるんだ。」

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特に大きなサプライズはなく初召集は0名でした。主な落選組は負傷しているイェドヴァイのやストリニッチの他に、チョップ、ミリッチ、クラニチャールといったところでしょうか。

この試合は3/28の現地時間18:00、日本時間で同日26時キックオフでザグレブのマクシミールで行われる予定です。ホームゲームですが、先のサンシーロでのイタリア戦でのサポーターの暴動への処分を受けスタジアムの一部が閉鎖されての開催となります。

ペリシッチとモドリッチが間に合いました。またバデリもヴィオラで復調し継続招集と代表には追い風が吹いています。イェラヴィッチの代表復帰が囁かれたストライカーについてもマンジュキッチ、クラマリッチ、オリッチの3人態勢で臨むことに。

国内組はリエカが最大勢力で4人、ディナモとハイドゥクからはそれぞれ1人のみとやや寂しいものになりました。ディアもに関してはコヴァチ政権下で常連だったブロゾヴィッチとチョップがイタリアへ移籍し、アントリッチが怪我で呼べないということでピアツァの再招集に至ったんでしょう。

初召集0でコヴァチ監督の中でもおおよその枠は固まってきつつあるのかなと感じます。その中でレギュラー争いとしてはCBとLSBに注目です。
CBに関してはチョルルカは不動、一方でロヴレンがリバプールでレギュラー落ちしており、代表でもヴィダに奪取される展開。この試合でもヴィダが最有力ではありますがロヴレンにシルデンフェルドと実力伯仲の3者だけに誰が選ばれても不思議ではありません。
LSBはプラニッチがレギュラーではあるもののクオリティ不足は否めずなかなか固定できずにいるポジション。国内で力を発揮しているトメチャクや、オーストリアから帰化したレオヴァッツの台頭に期待したいです。

2015年3月12日木曜日

3/11 Chelsea vs PSG

今季ワーストゲーム、内容というより試合としての質において。

チェルシー 2-2 PSG(合計3-3 AGでパリが勝ち抜け) @スタンフォードブリッジ
得点者:Cahill(81' assist by Costa),Luiz(86' assist by Lavezzi),Hazard(96' PK),Silva(114' assist by Motta)

GK:Courtois
DF:Ivanovic,Cahill,Terry,Azpilicueta
MF:Matic(Zouma 84'),Cesc,Ramires(Drogba 90'),Oscar(Willian HT),Hazard
FW:Costa

Sub:Cech,Filipe,Cuadrado,Remy

イブラ退場を皮切りにおかしなことが始まったスタンフォードブリッジ。スタジアムは異様な雰囲気に包まれ、繰り広げられた試合はCL準々決勝に相応しいものとは全くかけ離れたものだった。

その中で、チェルシーは負けるべくして負けた。異様な雰囲気に飲み込まれるように内容もお粗末だった。試合の大半、いやほとんどを1人多い状態で過ごしたがそれを感じた時間は数分もなかった。カードが溢れる中で賢明なプレーは見られず、代わりに見られたのは喧嘩をふっかけるような軽率さや稚拙さだった。

まともな試合ではなかった、それでもチェルシーは間違いなく勝たなくてはならなかった。1st legで有利な状況を作り出しホームに帰ってきたわけであり、試合のほぼ全てを数的有利で過ごした。誰がどう見ても負けは許されない状況でチェルシーは敗退した。

チームとしてのパフォーマンスが悪かったのは事実だ。数的有利を感じられたシーンはほぼなかった。個々で見れば、例えばコスタはストライカーとしての仕事を果たせず、オスカルは冷静さを欠き求められた仕事を全うできず前半で交代を告げられた。ラミレスは相変わらず単純にクオリティが起用するに相応しくない選手だった。それでも、勝てただろう。ピンチは迎えたがクルトワやテリーらDF陣は奮闘し乗り切ってはいた。120分で流れの中からの失点はなかった。

喫した失点は2つともセットプレーからだ。セットプレーの重要性はビックマッチになるほど増す。チェルシーもよく分かっているはずだ。CL決勝でのドログバ、EL決勝でのイヴァノビッチ、つい先日のCOC決勝でもセットプレーで先制した。だからこそ、この試合の失点は本当に残念だった。この2失点は防げたはずだ、いくらいいプレーを見せてもセットプレーで複数失点するようなチームでは勝ち上がれるはずがない。ましてや、この試合はアウェイゴールを考えれば得点よりも失点を防ぐことの方が優先順位は高い。セットプレー守備はこの試合において非常に重要だったはずだ。

内容どうこうではなくて、こういう基本をビックマッチで疎かにしていてはどうにもならない。不調の選手がいたとか、クオリティが単純に足りない選手がピッチに立ったとか、レフェリングがどうとか、それ以前の問題だ。だからこそ、この試合でチェルシーは敗退したのは必然だったと感じた。モウリーニョの言葉もそれを物語っている。

この試合で最も目立ったのは昨季のCL決勝の笛を吹いたオランダ人で間違いない。イブラは危険なタックルではあったが足を引き足裏は見せなかった。オスカルも頭に血が上り2枚目をもらってもおかしくなかった。コスタにはPKが与えられるべきだったし、退場していて全く不思議はなかった。ルイスの肘打ちも相当悪質だった。ヴェラッティにはもっと早くイエローカードが提示されていたかもしれない。

それでも、主役は主審ではなかった。最後に主役に輝いたのはPSG。10人で戦い抜き、2度のビハインドを跳ね除け、120分後に歓喜に沸いたのは彼らだった。彼らは間違いなく勝利に相応しかった。

残るはリーグ戦のみ、昨シーズンはアトレティコに敗戦後、それをリーグに引きずってしまった。敗退してしまった事実はもう変えられないので、今季はその点での成長が見たい。言い訳はもうできない。優勝しなくてはいけない。

2015年3月8日日曜日

3/7 Dinamo Zagreb vs NK Zagreb

リーグ戦でザグレブダービー。ミッドウィークにカップ戦で来週はエターナルダービーが控えるディナモはローテーション採用。

ディナモ 2-0 NKザグレブ
得点者:エンリケス(28'、43')

GK:Eduardo
DF:Matel,Simunovic,Taravel,Sosa
MF:Ademi,Machado,Coric(Fiolic HT)
FW:Pjaca,Fernandes(Goncalo 78'),Henriquez(Hodzic 57')

サスペンションのシガリとピントに代えてシムノヴィッチ、ソサが先発。ソサはユースの17歳で初めて見た。ゴンサロに代えてアデミがターンオーバーで先発。

エンリケスの2ゴールでしっかり勝利。ダービーとはいえ勝たないといけない相手なのでよかった。1点目はストリームの問題で見れなかったが、2点目はチョリッチが潰されて浮いたルーズボールを豪快にボレーでたたき込むというゴール。そこに走り込む嗅覚とダイレクトで叩き込むセンスがやっぱりポテンシャル秘めてるなあと改めて思わされる。

前半は433でチョリッチが前目にポジション取りしてゲームメイク。左からはフェルナンデスが個人で突破できるしスペースあれば右からピアツァが快足を飛ばして、と幅のある攻撃でザグレブを苦しめた。17歳にして中央に君臨してボールを運び、試合を作り、時にはミドルも叩き込むチョリッチ君はほんとすごい…。

後半はチョリッチ君さげて4231にシフト、2ボランチはアデミとマシャド、右に代わって入ったフィオリッチを置いてトップ下にはピアツァが入った。ただ、これが結果的には悪手となって後半は特に決定的シーンもなく。真ん中のピアツァはなかなか収まらないし、人を使える選手ではないので攻撃を停滞させてしまった。10番マシャドも1列下がったことでなかなか前で絡めず、攻撃は左のフェルナンデス頼みに。流れでの決定機ではソサのクロスからホジッチが合わせかけたシーンくらいだったんじゃないかな…。

ソサくんは17歳とは思えない落ち着きですごくよかった。フェルナンデスと関係も悪くなかったし、けが人続出のLSBでこのままレギュラーで使ってもいいんじゃないかなって思うくらい。

他の守備陣はシムノヴィッチが安定の軽さでちょくちょくやらかす以外には特に問題なし。エドゥアルドはミドルをことごとくセーブ、流石の安定感。

チョリッチ交代は休ませただけだといいなあ。エンリケスも早々に下げたし、エターナルダービーを睨んでのことだと思いたい。



2015年3月5日木曜日

3/3 Dinamo Zagreb vs Istra1961

フルマッチがここで観れます。
https://www.youtube.com/watch?v=Pa_jWNZ652E

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カップ戦準々決勝2nd leg。1st legは0-1でディナモの勝ち。

ディナモ 3-0 イストラ (合計スコア4-0)
得点者:フェルナンデス(42')、ホジッチ(55')、チョリッチ(69' PK)
※35' イストラPK失敗、37' イストラに退場者

GK:Jezina
DF:Pinto,Sigali(Gojak HT),Vukojevic,Matel
MF:Goncalo,Machado(Pavicic 62'),Coric
FW:Fernandes(Fiolic 62'),Pjaca,Hodzic

GKにイェジナ、CBにヴコイェヴィッチ、LBはマツェル、CFWにはホジッチ。多少カップ戦仕様でメンバーを入れ替え。

前半開始早々は追いつきたいイストラが主導権。ディナモの中盤3枚の守備の役割分担がぐちゃぐちゃでつねにバックライン4枚が危機にさらされていた印象。攻撃時もイストラの積極果敢な前プレにパスミス連発でシュートまで持ち込めない苦しい立ち上がり。

14' マシャドのハーフライン付近からの縦ポンで抜け出したピアツァに1対1の決定機。胸で落としてそのまま打つも盛大に宇宙開発。

10分ちょっと過ぎたころからディナモは守備時リトリートして攻撃を迎撃する体勢に。個では負けない面子が揃っているのでこれで守備はだいぶ改善。攻撃時も前線4人の個を活かしたロングカウンターにシフト。3トップ+チョリッチは攻める気持ちが強く間延びが見受けられるも、攻撃時も同様に個では勝つのでチャンスは増えた。

24' ホジッチとのワンツーでピアツァが抜け出し再び決定期も再び枠外。これ以外でもホジッチは周りを活かすプレーが上手かった。

32' マシャドの20mほどのFKは惜しくも枠外。

34' マシャドのバックパスが弱くなったところを掻っ攫われ、イェジナが飛び出すも相手を倒してPK献上。イェジナにはイエローカード。

35' PKはバーに直撃。跳ね返りを再びシュートも枠外。

36' マシャドのミドルが相手にあたりGKの前にポトリと落ちホジッチに決定機。しかし上手くミートできずクリアされてしまう。

37' セカンドボールを拾おうとしたゴンサロをゴール前で倒してしまいイストラのオリヴェイラに二枚目のイエローで退場。オリヴェイラも抗議せず。

38' オリヴェイラのファールで得たFK。チョリッチが枠内に蹴り込むも相手GKブルキッチがファインセーブ。

41' マシャドのCKからフェルナンデスが合わせてディナモ先制。跳躍力で競り勝った。

HT シガリに代えてゴヤク投入。ゴヤクはインサイドハーフに入ってゴンサロがCB、アンカーにマシャド。数的優位ということもあってより攻撃的な布陣に。

54' ピアツァがシザースで完全に相手を抜いてグラウンダークロス、ホジッチは合わせるだけ。ディナモ追加点。

62' マシャド→パヴィチッチ、フェルナンデス→フィオリッチ。パヴィチッチはそのままアンカーに、フィオリッチは右WGに入ってピアツァが左にシフト。

65' ゴヤクが狭いところを独力で突破しようとしてゴール前でFK獲得。マツェルが蹴るも壁に直撃。

68' フィオリッチのサイドチェンジを受けエリア内に仕掛けたピアツァが倒されPK獲得。チョリッチが真ん中に決めて3点目。

71' 抜け出したフィオリッチがファーに流し込もうとするも枠外。

81' フィオリッチのスルーパスに抜け出したピアツァに1対1の決定機、今度こそ決めたかったけど今回もしっかり枠外。

FT 3-0でディナモ勝利。後半は危ないシーンは全くなく終止ディナモペース。

2戦合計4-0で準決勝進出。開始早々はペースを握られたディナモだったけど、守備のやり方を変えてからは終止ディナモペースだった。イストラはPKを外したところが勝負の分かれ目、その後ドタバタしてしまい退場者まで出しちゃって実質終戦。後半はディナモが持たせて奪ってショートカウンター、でイストラには全く決定機なしだった。

良かったのはゴンサロ。序盤のあたふたした展開でもカバーに走りボールを散らし落ち着かせようとよくやっていた。ディナモがペースを握ってからは機を見て前線に飛び出すなど攻撃にも貢献。後半からはCBで安定したプレーを見せた。彼はいつも安心して見ていられる。クラブとしては今後のためにも(売却まで含めて)アデミを使いたいんだろうけど、ゴンサロの方が断然上かな。

ホジッチも良かった。ワンツーだったり落とし役だったり、思ったよりも周りと絡んでいくタイプで活かし方も活かされ方も分かっているFWだと思った。エンリケスがファーストチョイスだろうけど、彼もまたポテンシャルを秘めた選手だと思わされた。

ゴヤクはおそらくデビュー戦だったけど、そつないプレーに終始した印象。インサイドハーフでコンビを組んだチョリッチがより攻撃的な分、仕方なかったかも。それでも前線のスペースに積極的に走り込むなど好印象。

ピアツァはアシストのシーンは素晴らしかったけど決定機で外しすぎ。快足を活かして仕掛ける以外の武器がないと将来的に厳しい。

準決勝の組み合わせはディナモvsリエカとハイドゥクvsザダルorスプリト。ディナモvsリエカの試合は昨季の決勝のカードで敗れた相手、今季は勝ちたい。

2015年3月4日水曜日

ディナモ・ザグレブ選手紹介

ざっくりと。

GK

エドゥアルド Eduardo dos Reis Carvalho
#34 GK 32歳 ポルトガル
ポルトガル代表としてブラジルW杯にも選ばれた実力者。安定感抜群、間違いなくクロアチアNo. 1。


アントニオ・イェジナ Antonijo Jezina
#1 GK 25歳 クロアチア
昨シーズン後半戦の正GK。可も不可もなく、というかあまり印象に残ってない。


DF

レオナルド・シガリ Leonardo Sigali
#22 CB 27歳 アルゼンチン
昨シーズンの夏にアルゼンチンから来たCB。空中戦に強い。CBのファーストチョイス。アルゼンチンからたびたび戻って来いとオファーが届くも全部断ってるらしい。


ヨゾ・シムノヴィッチ Jozo Simunovic
#5 CB 20歳 クロアチア
クロアチアでは期待の若手CB。タッパはあるけどプレーは軽い。足元はそこそこ。


ルカ・ツァパン Luka Capan 
CB 19歳 クロアチア
クロアチアU21代表のCB。イェドヴァイを全部一回り小さくした感じ。個人的に期待してる選手。


ジェレミー・タラヴェル Jeremy Taravel
#87 CB/RB 27歳 フランス
フィジカルファイター系DFとして去年の冬にやってきたフランス人CB。RBもときどきこなす。加入直後に膝の靭帯を切ってしまうなどついてない。SNSを積極的に使うので好感度高め。弟もディナモに連れてきた。


イヴォ・ピント Ivo Pinto
#6 LB 25歳 ポルトガル
フィジカルも持ち合わせたRSB。クロアチアでは頭一つ抜けた存在で、今年念願のポルトガル代表に呼ばれた。でも、すぐ落ちた。クロスは抜群なのにパスが下手。不思議な子。


ヨシップ・ピヴァリッチ Josip Pivaric
#19 LB 26歳 クロアチア
攻撃的なLSB。SBでサイドハーフみたいなプレーをする。代表に呼ばれそうで呼ばれない人。


アレクサンドル・マツェル Alexandru Matel
#77 RB/LB 25歳 ルーマニア
今年の冬にルーマニアから来たRSB。ルーマニア代表から最近落ちているそうで奮起に期待。


MF

アリヤン・アデミ Arijan Ademi 
#16 DMF/CMF 23歳 クロアチア/マケドニア
そろそろ期待の若手でもなくなってきた守備的MF。最近は攻撃でも成長してきたけと、逆にそれで器用貧乏になってしまった。クロアチア代表に呼んでもらえず、2014年秋にマケドニア代表を選択。


ゴンサロ・サントス Gonçalo Santos
#23 DMF/CB 28歳 ポルトガル
ポルトガルから来た守備的MF。CBも普通にこなす。安定していて見ていて安心できる。


オグニェン・ヴコイェヴィッチ Ognjen Vukojevic
#55 DMF/CB 31歳 クロアチア
ディナモ・キエフからレンタルで帰ってきた守備的MF。ブラジルW杯後に代表を引退。CBも時々やらされてるけど正直CBとしては微妙。


ドマゴイ・アントリッチ Domagoj Antolic
#8 CMF/AMF/SH/WG 24歳 クロアチア
どこでもそつなくこなす便利屋さんで、A代表にも呼ばれてる選手。ドリブルパスともにそこそこ上手い。シムニッチが引退してキャプテンに。


サイド・フセイノヴィッチ Said Husejinovic
#17 CMF/AMF/SH/WG 26歳 ボスニア・ヘルツェゴビナ
ブレーメンにもいたことある便利屋MF。移籍加入時、他のクラブと合意していたにも関わらずそれを一方的に破棄してディナモと契約したとして、UEFAから4ヵ月の出場停止処分中。


パウロ・マシャド Paulo Machado
#10 AMF 28歳 ポルトガル
元ポルトガル代表として鳴り物入りで昨夏に加入した新10番。噂通り上手いんだけど、雑。連携も雑。ああ、こういうテクニシャンタイプいるよねって選手。セットプレーのキッカー。


アンテ・チョリッチ Ante Coric
#24 AMF 17歳 クロアチア
レッドブル・ザルツブルクから引き抜いたただの天才。17歳でU21代表のエース。イングランドU21代表をヒィヒィ言わせていた。


ドマゴイ・パヴィチッチ Domagoj Pavicic
#18 AMF/CMF 20歳 クロアチア
去年ユースから昇格してきた子。ボックスtoボックスっぽい。飛び出しセンス○


イヴァン・フィオリッチ Ivan Fiolic
AMF/WG 18歳 クロアチア
去年ユースから昇格してきた子。そこそこ上手い。ウィングをやることも多い。写真は右。


エンドリ・ツェキッチ Endri Cekici
AMF 18歳 アルバニア
ユースから昇格した新星。インスタグラムで自撮りばっかあげる子。髪型がチャラい。


アメル・ゴヤク Amer Gojak
AMF 18歳 ボスニア・ヘルツェゴビナ
ユースから昇格した子。ボスニアの未来とか言われてるらしく、ユース昇格組では最高のポテンシャルがあるらしい。


FW

ジュニオル・フェルナンデス Junior Fernandes
#11 WG/ST 26歳 チリ
レバークーゼンから買い取ったチリ代表。ムラっ気が玉に瑕だがレベルが違うので普通に点を取る。ディナモではLWGがメイン。


エル・ヒラル・スーダニ El Arabi Hilal Soudani
#2 WG/ST 27歳 アルジェリア
圧倒的エースのアルジェリア代表。ブラジルW杯にも出場。レベルが2つ違う。困ったらスーダニが助けてくれる。


アンジェロ・エンリケス Angelo Henriquez
#9 ST 20歳 チリ
マンUtdから借りてるチリの逸材。逸材と言われるだけあって点取る才能はずば抜けてる。もうちょい周りと絡めるといいんだけど、クロアチアなら絡まなくても点が取れちゃう。


アルミン・ホジッチ Armin Hodzic
#15 ST 20歳 ボスニア・ヘルツェゴビナ
リバポが青田買いした『ネクスト・ジェコ』。イギリスではいつまで経っても労働許可が降りずリバポが売ってくれた。


マルコ・ピアツァ Marko Pjaca
#20 WG 19歳 クロアチア
足が速いウイング。U21代表。クロアチアの宮市。セルティック相手にハットトリック。ボローニャが800万も出して獲ろうとした時はビックリした。もう少しシュートが上手くなるといいんだけど。


ダニ・オルモ Dani Olmo
ST 16歳 スペイン
昨シーズンまでバルサユースの得点王でキャプテンをしていた逸材。スペインU17代表。なんでこんな選手が獲得できたのか不明。